


佐々木倫子の『ペパーミントスパイ』に書いてあったのですが、「嘘に少しづつ真実を混ぜると、全てが真実に聞こえる」そうです。
と言う訳(?)で『あなたは私の婿になる』、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』、『ファッションが教えてくれること』をこの一ヶ月に観ました。
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まずは『あなたは私の婿になる』(原題:”THE PROPOSAL”)をドイツ旅行の機内で観ました。
主演はサンドラ・ブロックさん&ライアン・レイノルズさん。ライアン・レイノルズさんは元アラニス・モリセットのフィアンセで、現スカーレット・ヨハンソンのダンナちゃんです。”Men's Fitness”(男性に特化+毎週Sex特集付きのターザンみたいな雑誌)に半裸で表紙になってしまうくらい”ないすばでぃ”です。
お話は、ニューヨークの出版社で働く鬼エディターのマーガレット(サンドラ・ブロックさん)は就労ビザを拒否され、強制送還をすることに。そこでアシスタントのアンドリューと咄嗟に結婚することをでっち上げてしまいます。
折しもアンドリューの生まれ故郷でアンドリューのおばあちゃまアニーの90歳のお祝いが開かれるので、結婚の報告に向うのですが、その生まれ故郷はNYから遥か彼方のアラスカだったのです。。。
間違いなくロマンティックコメディです。でも20年前なら男女は逆でした(『グリーン・カード』とか)よね?それに、ホントはライアン・レイノルズがカナダ人で、サンドラ・ブロックがアメリカ人なんですヨ。
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お次ぎが『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(原題:THIS IS IT)。
ボクの周りでも複数の方が観て超プッシュ。全然マイケルのフアンではなかったのですが、観たカイはありましたネ。ドキュメンタリーとしてはもっとインタビューが入っても良かったのではないか?と思います。
全然マイケルさんの曲とか知らないのですが、自分的には”Man in The Mirror”はヨカッタですぅ。
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で最後は『ファッションが教えてくれること』(原題:THE SEPTEMBER ISSUE)。
『プラダを着た悪魔』のモデルとされる米板ヴォーグ編集長アナ・ウィンターを追ったドキュメンタリーです。
見方によれば、全く『プラダを着た悪魔』はリアルだったと言う事になります(何百万も掛けて撮り直しをしたり、彼女が気に入らないと言ったモノがコレクションから消えたり、素材が変わったり)が、ボクにはビジネスマン=プロフェッショナルな編集長として当然の事をしているアナ・ウィンターが尊敬出来る人物に思えました。
多分、ファッション誌でなくても彼女は頂点に立てるんだと思います。
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そう言えば、『ファッションが、、、』の中に登場するヴォーグ誌のデザインディレクター グレイス・コディントンは「完璧なモデルは雑誌の中だけで十分!」と言ってました。(アナが、特集記事に登場するモデルでない人物の”お腹”を修正することを提案して。)
映画は世相を反映していますよね&きっと嘘である部分も多いと思いますが、その中に真実はあるみたいです。
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