(本日は日本語でお送りします。)
この春分の日のお休みを挟んで日本の抱える二つの社会問題を垣間みる機会がありました。二つの問題とは『高齢化社会』と『少子化』です。
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まずは高齢化社会から。
実は転職にあたって母と祖母を社会保険の扶養家族として申請しました。申請自体は通りましたが、一ヶ月もしない内に二人は強制的に扶養から離れる事になります。何故なら4月1日より75歳以上の後期高齢者医療制度がスタートするからです。
後期高齢者医療制度とは、75歳以上の国民、全員を対象にその保険料を対象者の年金から自動的に天引きされる健康保険の仕組みです。
どうやら相変わらずの「老人の医療費は、老人から」の発想ですが、年金、道路問題からも分かる様に、きちんと運営されていない政府から金だけ出せと言われて、「はい、はい、そうですか。」と素直に納得が出来るものなのでしょうか?国を運営している人達は、国民が納得の上、同意が得られると思っているのでしょうか?
ちなみに道路、年金、あたご問題と併せて「DNA」と呼ぶそうですよ。
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次は少子化。
実家でたまたまTVを見ていた所、TBSの小倉弘子さんの産休直前のドキュメンタリーの様なレポートがやっていました。
小倉さんは、予定日一ヶ月前までニュースキャスターとして勤務し、産休に入られたそうですが、社会で活躍する女性にとっては、出産は大きな負担になる様です。
例えば0歳児保育。
小倉さんの予定日は3月だったのですが、年度の始め(=4月)から預けないと待機児童として登録され、次の4月まで入園は出来ないそうです。しかし翌4月の時点では、小倉さんの赤ちゃんは既に1歳のため、0歳の待機児童に順番が先に回されてしまいます。
ここから分かる事実は、人間が社会の仕組みに合わせないと、十分な制度の恩恵を受けられないと言う事です。
何でも少子化対策委員会みたいなものがあるそうですが、一体全体、そこでは何を議論されているのか疑問です。
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今まで社会を支えてくれた世代と、これからを支える世代をないがしろにする社会に、未来はあるのでしょうか?
個人的には将来、子供を持つ事が考えにくいですが、昔ある人が「女性が自立出来なければ、男性も自立出来ない」と言っていました。「自立」を「安心して社会生活が送れる事」と置き換えると、今の日本では大変難しい様ですね。。。
2 comments:
日本語ですので、ちょっと失礼します。
後期高齢者医療制度、はじまりますね。まじめに地道に生活されていた高齢者の方からもっていうのは、僕もどうかと思います。うちの近所にもいますが、医者を掛け持ちして、病院へ行くほどでもないのに、通っている方もいるので、それも保険料負担増の原因になっていると思います。政府の現状をもっと把握したうえで、制度のシステムを構築しないと、いびつな構造がますますいびつになって、とんでもない事態になると思います。
ぶ~にゃんさん>
どもです。
実はこの件も含めて、自分に腹が立ってもいるんです。と言うのも、身近な問題であるにも関わらず、「当事者にならないと本当に分からない」コトが多いと思います。
まずは知る事&自分で出来る事から始めますかね?
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