Monday, August 09, 2010

ルソーに会いに。


昨日のことですが、新国立美術館で催されている『オルセー美術館展2010「ポスト印象派」』を観て来ました。

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ボクは美術好きでも知識がないので、単にアンリ・ルソーの真作を観たいがために行ったのですが、「ポスト印象派」ってところがキーなんですね〜。

印象派:
「ヨーロッパの絵画界を中心とした大きな芸術運動である。19世紀末から20世紀初頭にかけて発生した。写実主義から抽象主義への変化の、初期段階であると考えられている」(ウィキペディアより)

だそうですが、ポスト印象派なので、印象派より一歩発展した、もしくはさらに進化した流れなんですかね?

自分的には”ぼんやりした絵”ってくらいしか思っていなかったのですが、音声ガイダンスを聴いた所、なかなかタメになりました。

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さて、人ごみをかき分け、かき分け(入場50分待ちでひた)観た中で、自分が特に気に入った作品は、、、

・エドガー・ドガ『階段を上がる踊り子』(当時の踊り子は娼婦だったらしいです。)

・シャルル・アングラン『道行く二人』(点描技法の作品。何気ない作品で、大概の人はスルーしてしまったのか、ノーマークな感じでした。)

・ポール・セザンヌ『水浴の男たち』(、、、水浴、、、男たち、、、って?)

・フィンセント・ファン・ゴッホ『星降る夜』(特にゴッホのフアンって訳ではありませんでしたが、とてもヨカッタです。夜空に浮かぶ星々と夜の水面に写るその光が、絵手前の散歩する二人の幸せを表しているそうですよ。)

・ポール・ゴーギャン『《黄色いキリスト》)のある自画像』(背後に描き込まれた《黄色いキリスト》と《グロテスクな頭の形をした壷》はゴーギャン自身の、作家としての使命と、それに従いたくない野性を表しているそうです。)

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アンリ・ルソーは別格でした。そして、今回は2作品『蛇使いの女』『戦争』を観る事が出来ました。

自分のお気に入りって事もありのですが、色彩の思い切りの良さと、構図のビックリ加減(特に『戦争』)には、自分の良しとする「唯一無二」の決定版です。

それに2作品ともかなり大きな作品で、物理的にも迫力を感じましたね〜。

ちょっとメモ:
http://www.abcgallery.com/R/rousseau/rousseau.html

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サルコジ大統領が仰ったそうですが、これほど大量に国外に作品が出る事は二度とないそうです。これは現在オルセー美術館が大改装中だからだとか。

でも、本当の本物はやっぱりフランスで観たいな〜、なんて思ったりもします。

と言う訳で本家はこちら:
http://www.musee-orsay.fr/en/home.html

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