
水曜日になりますが、試写会で『シッコ』を見ました。一緒に行ってくれたのはSくん(30歳イラストレータ。ネコと暮らしています)です。
試写会に会場は東京ミッドタウン内のギャガの試写室でしたが、いや〜椅子がヨカッタですね〜。
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監督は『ボウリング・フォー・コロンバイン』&『華氏911』のマイケル・ムーア。もちろんエンターテイメント・ドキュメンタリーです。。。が、ここからは辛口です。
国際的に評価されているらしい(カンヌ特別招待作品なので)ですが、なぜ「単にアメリカ国内の問題がテーマ」であうる映画が評価されるのか、正直疑問でした。
マイケル・ムーアは歳を取って、フットワークは重くなった気がします。確かにイギリス、フランスと相変わらずのカナダには出向きますが、、、。最終的にはキューバにも出向くんですが、、、。再度、単にその国の医療システムを紹介してオシマイな感じです。今思えばNHKドキュメントでも同じ様な事出来んじゃないかな?
ムーアの良い所は、そこを”エンターテイメント”ドキュメンタリーにする所だと思うのですが、、、この作品では「?」です。
米財務省の査察が入ったり、バッシングサイトに管理人に匿名で寄付をしたりと、何か公開までのエピソードの方が面白そうだし。
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他の国の医療システム自体は見ていて面白かったですね。
例えばイギリス。医療費は無料の上に、帰宅時に交通費を請求できます。つまり「会計」でお金も貰って患者は帰るんですよー。
フランスも医療費は無料。子供も持つ家庭へのケアも充実しているみたいですね。日本の老人デーケアにちょっと似てると思いましたね。
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話はアメリカに戻りますが、単にアメリカ人がかわいそうって思うだけの感想に落ち着いてしまいます。う〜ん、でも国民を大切にしない国は、最後には衰退するんじゃないのかな?
日本もアメリカをお手本にしている物事(特に政治)が多いと思いますが、それじゃいつまでたっても国際的に独立した国にはなれないじゃないのかなー。
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サイト(日本語)はこちら:
http://sicko.gyao.jp/
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