


(ネタバレ)
『落下の王国』(原題:the Fall)を、新宿で見ました。
監督は『ザ・セル』のターセム、コスチュームデザインは石岡瑛子。主演はリー・ペイスとカティンカ・ウンタルー。
お話は「世界にたったひとつの作り話」です。
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お話は、、、
ロイ(リー・ペイス)は撮影中の事故で大怪我を負ったスタントマン、腕を骨折した女の子アレキサンドリア(カティンカ・ウンタルー)は好奇心が旺盛。病院を歩き回るうちにロイと友達になります。
ロイはアレキサンドリアに出任せの作り話をするのですが、彼女はすっかりその作り話に夢中。
その作り話とは、5人の戦士(黒山賊、爆薬物専門家、インド人、奴隷、チャールズ・ダーウィン)が冷酷非道な総督オウディアスから、黒山賊の弟 青山賊を取り戻し、オウディアスを倒すため戦いを挑むと言うものでした。
一方、ロイの撮影中の事故は、ロイが出演する映画の主演女優の気を引くためのもの。結果、大怪我をした挙げ句に失恋したロイは、失意から自殺願望を持ちます。動けないロイは、彼にに代りアレキサンドリアを使って睡眠薬を手に入れようとするのですが。。。
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まず楽しみにしていたのは石井瑛子の衣装です。
『ザ・セル』に引き続きなんですが、彼女の衣装デザインは、この映画くらい大事(おおごと)でないと栄えないんじゃないかと思いますね。
久しぶりにプログラムを買って読んでみたのですが、ターセムのお気に入りの衣装はチャールズ・ダーウィンだそうです。石井瑛子は、がんばってデザインし、しかし採用されたのは(他の衣装と比べると)普通になった総督オウディアスの衣装だそうです。
ターセムの映画の面白い所は、現実世界のあること(今回の場合は病院内の暮らし)が、物語の中では想像から創造のレベルに拡大解釈されること。病院のレントゲン技師の仰々しいエプロンとマスクが、作り話の中ではオウディアスの手下の兵士の鉄仮面へ変化していたり。
ボクも妄想癖(?)があるので、とても楽しく分かる感覚ですネ。
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もう一つの楽しみは世界各地のロケーションです。作り話が進むにつれてフィジー、バリ、インド、エジプト、イスタンブールなどなど、本当に世界各地を周っています。CGは使わず世界をロケして廻ったそうです。
行ってみたいなー、と思ったのは「無数の階段で出来ている不思議な建物」と「青の街」。
一応サイトに説明はあるのですが、どこだったんでしょうか?:
http://www.rakka-movie.com/
http://www.thefallthemovie.com/
もう一つ。テーマに使われていたベートーヴェンの交響曲第7番(交響曲第7番イ長調作品92の第二楽章らしいです)も良かったです。
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夜の飲み会があり、お昼ぐらいには整体の予約があったので、ちょうどその間に映画は見ました。
で飲み会なんですが、ちょっと合コンちっくの異業種交流会。え〜、こっちのではありませんでしたので、全く期待しないで参加したんですが、何故か、かわいい男子に二次会に誘ってもらい、最終的には案外楽しく参加出来たのかな?
たまにはこんな土曜日もありですかネ。
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