Saturday, February 24, 2007

『あなたになら言える秘密のこと』を見ました。


(ネタバレ注意!です。)
監督は『死ぬまでにしたい10のこと』のイザベル・コイシェ。今知りましたが、バルセロナ生まれみたいです。で、主演は同じく『死ぬまでにしたい10のこと』サラ・ポーリー。

既に限定公開みたいな扱いで朝の10時から観に行った感じですが、上映が、六本木TOHOシネマはでも足下の広いシアターで◎でした。お勧めですねー。

共演はティム・ロビンス。元々好きな俳優さんでしたが、2003年に『ミスティックリバー』でオスカーの助演男優賞を獲った時のスピーチを聞いて、さらに好きになってしまいました。少年時代のトラウマを抱える役を演じたんですが、「同じ境遇の人は生きている事に勇気を持って欲しい」と言ってました。身長は198cmらしいです。

コペンハーゲン(?)の縫製工場(?)で働くハンナは4年間無遅刻無欠勤。休みも一日も取った事がなく、強制的に1ヶ月の休暇を取らされます。でやって来た港町でたまたま海洋油田で、ある事故の一時的に失明したジョゼフ(ティム・ロビンス)の看護をする事に。

ハンナは耳が不自由ですが、それ以上に誰とも心を開かず暮らして来ました。しかしジョゼフの看病をする内に、また油田で働く人々と交流する内に心を開いて行きます。

淡々と進むお話の中で一番の好きなシーンは、ジョゼフが「秘密を言うからもっと近くに寄って。」と。近づくハンナにジョゼフは「泳げないんだ。」と。

ハンナの抱える秘密、ジョゼフの抱える秘密、油田で働く人々の秘密がお話の鍵ですが、本当に大きな悲しみの前では人間って無力だな、と思いました。でも、それでも人間は生きて行かなくちゃいけないんだな、とも。

良かったです。

***
そう言えばランチをした六本木のスープストック東京で外国人の親子を見ました。

お父さんと3歳くらいの男の子(もしかして女の子かも?)でしたが、カレーセットをお父さんが取り分けて上げていて、男の子は一口食べて「あ〜」って辛いって顔をしたのですが、辛いけど笑っちゃうって顔で、お父さんもつられて笑ってました。

親子って良いですね。

***
さて日曜日は遂にオスカーの発表ですネ。そこで勝手に予想してみました。てか見ていない作品も多々あるので、穫って欲しいものをピックアップしてみました♪

■作品賞
「バベル」か「クィーン」(でも本当は「リトル・ミス・サンシャイン」に穫って欲しい。)
■監督賞
わかりませんが、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(「バベル」)?
■主演男優賞
ライアン・ゴズリング(「あるスキャンダルの覚え書き」)大穴です。デカプーは、無冠の帝王って呼ばれているって知ってますか?
■主演女優賞
ヘレン・ミレン(「クィーン」)
■助演男優賞
マーク・ウォルバーグ(「ディパーテッド」)かアラン・アーキン(「リトル・ミス・サンシャイン」)に穫って欲しい。
■助演女優賞
アビゲイル・ブレスリン(「リトル・ミス・サンシャイン」)に穫って欲しいけど、多分ジェニファー・ハドソン(「ドリームガールズ」)

てな感じ。月曜の朝が楽しみです♪

2 comments:

Anonymous said...

ティム ロビンソン。




僕の心までに深く残っている、ただ残ってている存在感ある

俳優

だと感じた俳優さんです。


正直、こういうことを感じたのは、生まれて初です。




それだけティム ロビンソン氏の人格が僕を魅了しているんです!

そう素直に感じます。

実際そういうことを感じたこと、まったくなかった。 

勿論会った事もないし、話した事ないけど、相性が合いそうだなぁと感じる人でもあります。こんなことは変かもしれないが、会った人よりもはるかに強くそう感じる人でもあるなぁと感じます。

masaaki

hal_9000 said...

masaakiくん>
ボクの最初に見たティム・ロビンスの映画は『 ザ・プレイヤー』だよ。彼はハリウッドのプロデューサーの役で、シニカル/ブラックな感じだったー。
でも、その時は彼がそんなに背が高いって思わなかったんだよね。ある意味「ロード・オブ・ザ・リングスでホビットが小人って知らずに映画見ちゃう」みたいな。