

「彼は知る由もなかった。」です。
(相変わらずのネタバレです。)
初日だったのですが、『主人公は僕だった』を観て来ました。原題は "Stranger than Fiction."=「小説よりも奇なり」ですね。
監督はお気に入り『ステイ』の監督マーク・フォースター(『チョコレート』も彼の作品)です。が、これがヨカッタです。分かり易いストーリーでハッピーエンドが、単に好きなだけかも。
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国税庁の検査官ハロルドは、ある日頭の中に自分の行動をナレーションする女性の声が聞こえ出す。一方、悲劇が得意な作家カレンは、現在執筆中の小説の主人公”ハロルド”をどう殺そうか悩みスランプに。そうカレンの小説に登場するハロルドは実在の人物ハロルドだったのです。てな感じです。
基本的に出演者の皆さんはとても芸達者。リアリティのある演技はとても魅力的ですよね。
まずはカレン扮するエマ・トンプソン。物語のある意味主役で、主人公を殺す側です。彼女は主人公の最期(=死ぬ)シーンをイメージして飛び降り、自動車事故など想像し、終いには病院へ。しかし病院では案外、人は死なないと気づき「直ぐに死ぬ人はどこにいるの?」って看護婦さんに聞く始末。。。スランプの作家って怖いかも。
マギー・ギレンホールが演じるアナはとっても魅力的な女性です。ロースクールに入学したのにスタディーグループ(勉強を乗り切るためのグループみたいなもの)で夜食に作ったお菓子がが大好評でマフィン屋さんになっちゃう女の子。税金を納めないない理由が「公園の整備に使うなら納めるけど、軍事に使われるなんでまっぴら。だからその分、税金を払わなかったのっ!!」みたいな。あ、彼女は今流行のブスかわいいです。
さてさて主役のウィル・フェレル( ハロルド)ですが、パーフェクトな山田太郎(英語では "Joe somebody" と言います)。どこにでもいそうな普通の男性を見事に演じてます。てかウィル・フェレルはやっぱり「一見普通っぽい変人」なんですよね。
さてストーリー以外にも気に入った所が。まずは舞台がシカゴです。ちょこっとだけピカソのオブジェが見えます♪衣装がシンプルなのも良かったですね。そうそう、忘れてはいけないのは、”画面に説明が表示される”んです。とても楽しく新鮮です。って事でサイトはこちら。
日本語版は:
http://www.sonypictures.jp/movies/strangerthanfiction/
英語版は:
http://www.sonypictures.com/homevideo/strangerthanfiction/
(英語版では出演者のインタビューが見れます。)
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辛口映画批評関係(?)
「見ません宣言」
間もなく公開で、頼まれても絶対見たくない映画は『西遊記』と『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』。この二本に映画の胆(キモ)=「意外性」があるとは思えません。なので見ません。しかし「クズを観てこそ映画フアン」と言われれば見ます。
「タイアップ?」
日本の映画会社は、日本のタイアップ曲(日本版テーマとか言われる)の使用を即刻止めて欲しいです。今日見た予告編でも二本もありましたが、単に美味しいビジネスだからタイアップしてんですよね??その姿勢が映画をダメにするって分からないなかな?と思います。エンドロールで流れた日には、速攻席を立ちたいと思います。
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帰りに寄った本屋さんんで立ち読みした本に「気に障る事、嫌だと思う事を考えてもいいけど、それに集中する時間はもったいない」みたいな事が書いてありました。代りに自分の為になることを考えましょう。
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