

(半分はマジメでお願いします。)
親戚筋のイラストレーターSくんも観たとのことで、遅まきながら『沈まぬ太陽』を観ました。邦画は多分『K−20』以来です。
http://shizumanu-taiyo.jp/
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「登場する人物・団体には一切関係ありません。」とエンドロールに流れますが、言わずもがな20年前の日航機墜落事故を軸とした、事実を元にした山崎豊子のフィクション小説の映画版。
率直に骨太な映画でしたね。3時間以上(202分)にも及ぶので、さすがに描ききれない部分もあるとは思いますが、その時代、その時代に生きた登場人物達を上手くまとめていると思いました。
ボクは映画を観るまで、主人公(恩地元)にもモデルがいるとは知りませんでした。(モデルとなった人物もカラチ→テヘラン→ナイロビと海外僻地勤務を10年したそうです。)
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ただ個人的には、2009年の現在から観てみると、30年前の”僻地”は果たして僻地なのだろうか?ということです。
日本から見れば僻地でしょうし、そこに家族と離れ”飛ばされ”、それでも会社を勤め上げる主人公は素晴らしいバイタリティと、現在のビジネスマン(特に自分)が想像も付かないものだろうと思います。
でも、その”僻地”である中東やアフリカでは今でも貧困が続いていますし、そのこで生活をしている人もいる。日本に住んでいる自分たちには、それこそ想像も付かないんだろうな、と思いました。
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映画ニュースで「渡辺謙、記者会見で涙」みたいなニュースは読んでいましたが、観るつもりはあまりなく、また、実は観ようと思ったのにはあまり理由がありませんでした。
Sくんが観た+三谷さん&みっちゃんが『沈まぬ太陽』の話をラジオでしていたので。
とは言っても、例えば「途中に10分の休憩が入る映画なんてありなのっ?」とか「(万俵家を指して)山崎豊子さんの登場人物の名付け方にはホントウに面白いっ!」とか、映画の内容にはあまり関係ないものでしたが。。。
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ちなみに『2001』も公開当初は10分のインターバルが入りましたヨ。
2 comments:
おばんです!!
私も、体調がよくなってくるにつれて、物語の骨太さを痛感しました。そして、渡辺謙の渾身の演技に再度心を打たれつつ。役者は眼力ですかねえ。
ナルシストの辻○成より、よっぽどいいよ、果歩ちゃん!!
今、唐沢利明の不毛地帯も面白いですし、山崎豊子をガチ読みしようかなと思ってます。
しかし改めて、戦後復興で日本を立ち上げた世代には頭が下がりますよ。あの根性、すさまじや。
「世界が100人の村だったら」でも、99%の富は1%の人間が占めていると描かれてありましたが、多くの戦争や戦後を駆け抜けた世代を代表した1%の代表者が、世界をおかしな方向にもっていったのが悔やまれて仕方がありません・・。
選んだのは私たちですが、あの人たちゃ、ずるすぎます。ああ、無情。
甥っ子さん>
おおっ!なんか入れ込んでるね〜。
ボクも真面目コメントをしたかったんだけどさー、何せ『沈まぬ、、、』には戸田恵梨香ちゃん出てるじゃんっ!
言ってよー。
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