Saturday, May 15, 2010

当事者になって初めて分かること。











今日は祖母がお世話になっている施設の家族会に参加して来ました。

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これは施設の方から、運営の説明や家族間での情報交換の場なのですが、今日は「嚥下障害」の体験会がありました。

嚥下障害とは、、、歳を取ると人は喉の食道と気道の切り替えがいろいろな理由から上手く働かなくなり、食べ物や飲み物を飲み込みづらくなる事です。

また、腕の筋力が落ることやその他の障害で、食事を介助してもらう場合もあり、今日はこの二つを体験してみました。”体験”は、「嚥下障害用の”お茶ゼリー”、”とろみの付いたお茶”を、他人に飲ませて/食べさせてもらう」です。

これが、体験してみて初めて分かる、その立場になった辛さの確認でした。

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まず、他人に食べさせてもらう(食事の介助)→自分の食べたい(飲みたい)イメージした量と違います。

ボクもペアになった方にお茶ゼリーを食べさせてもらったのですが、初め「この量を口に入れるつもり??」ってボリューム(実際は問題ない量でしたが)で、口にするのを躊躇してしまいました。

そして、それを飲み込むのですが、例えばとろみのついたお茶は、意識してみると飲み込むのに割と力が必要です。また顎が上がっていると食道が逆に狭まって、むしろ飲み込みづらくなります。

食べ物が気道に入ると肺炎の原因になる事も考えると、嚥下障害の勉強は、介護の中でも重要なポイントでした。

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幸いにも祖母は自分で食事が摂れるので、自分のペースで、自分の食べたい量の食事(大概、完食ですが)が出来ます。そう思うと、自力で食事が出来るって幸せな事だな、と思った一日でしたネ。

写真は先日、叔母の一人から送られた母の日のカーネーションです♪

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