

Tsutayaがレンタル料半額キャンペーン中だったのでDVDを久しぶりに借りてみました。『僕のピアノコンチェルト』(原題:"Vitus")です。
先日来クラッシック映画がマイブームなのかな?と。
***
主演のヴィトス役はテオ・ゲオルギュー、共演のヴィトスのおじいちゃんはブルーノ・ガンツ。監督はフレディ・M・ムーラーで、こちらスイスの作品です。なのでスイス・ドイツ語です♪
お話は、、、
IQが180ある天才少年ヴィトス。1歳でピアノを引き始め12歳で既にプロ顔負けで、高校へ通うも学校も彼を持て余してしまう程。両親の過大な期待に12歳にして苦悩するヴィトスだけど、おじいちゃんと一緒に過ごす週末が唯一の安らぎの時間です。
そんな中、母親はヴィトスに傾倒し、ついに一流のピアニストに育て上げるべく仕事を辞め、音楽大学へ通わせようとします。
悩んだヴィトスは遂にマンションのベランダから飛び降り、、、怪我は奇跡的に全くなかったものの、事故の後遺症から頭脳は”普通の小学生”に戻ってしまうのでが、、、。
***
ヴィトスは天才ですが、12歳ならではの初恋をし、そして破れ、子供ならではの悩みと天才だからこその悩みが、その表情に同居してました。
自らの意思でピアニストになる事を決めたヴィトスが最後に演奏するシーンがあるのですが、これは演じたテオ・ゲオルギュー本人の演奏(!)。正に天才です。
お気に入りは、おじいちゃんが「大切な決心をする時には、大切なモノを手放さなきゃダメだ。」とか何とか言う(そして、おじいちゃんお気に入りの帽子を川向こうに放り投げる)シーンがあるのですが、秀逸だと思いましたし、真理です。
***
先日の『オーケストラ!』&以前に観た『4分間のピアニスト』と併せてお気に入りクラッシック映画作品にしたいですネ♪
1 comment:
大切なものを得るためには、大切なものを手放さなきゃならない・・。
それは最初、「覚悟」ってことかなあと思ったんですよ。
しかしながら、じいさん、なにも帽子を捨てることないじゃないかとも思いました。
そして、こうも考えられるなあと。
大切なものの価値は変わって行く。じいさんにとって、大切な帽子は、もはやそこになくても良くなったものだから手放したんじゃないかと。「捨てた」のではなく。
だから、例えば夢をつかむために、友達との縁を切るとか、お金を稼ぐために、くだらないけど大好きな趣味をやめるとか、そんなことではないのかなあと思いました。
なにかを犠牲にしてつかんだものは、大切なものじゃない。ただ、「固執」しては行けないということなんでしょうかね。
Post a Comment