Saturday, August 09, 2008

『ダークナイト』と見ました。


(ネタバレ)
新バットマンの2作目『ダークナイト』を見て来ました。

で、話の最後になったやっと "The Dark Knight"(=闇の騎士)だと分かりました。「??暗い夜?」って思っていたのです。

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主演のクリスチャン・ベイルはもちろんハンサムさんですが、マイケル・ケイン(アルフレッド)、ゲイリー・オールドマン(ゴードン警部補)、マギー・ギレンホール(レイチェル)、モーガン・フリーマン(ルーシャス)と脇を固めるのは芸達者の皆さんです。

脇で個人的に好きなのはゲイリー・オールドマン。老けて来てちゃんと年相応の役を演じてますが、悪人役の時の方が、ボクは好みです。好きな悪役は『蜘蛛女』での汚職刑事ジャック。いや〜落ちぶれてましたネ。

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話題は遺作(じゃないかも)ヒース・レジャーのジョーカー。旧バットマンのジャック・ニコルソンも”切れて”ましたが、ヒース・レジャーはリアル。天才的な psychopath(狂人/変質者)ですね。

早くも噂ではオスカーを穫ると言われていますが、納得です。(多くは語りません。)

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もう一人ハンサムさんが登場しています。アーロン・エッカート。ハーベイ・デント検事(後のトゥーフェイス)役です。

ヒース・レジャーのなりきり度は完璧ですが、クリス・チャンベイルとアーロン・エッカートとのコントラストがあってこそ(もしくは2人がヒースの演技に感化されたか)だったかと思います。

(ネタバレ)
ハーベイ・デント検事は「正義の人」で、皆から "White Knight"(白い騎士)と言われていましたが、その昔、内部監査部時代には「トゥーフェイス」(=表と裏の顔のある人物)と陰で言われていました。

彼はコインの裏と表で物事決めるクセがあるのですが、そのコインは表も裏も実は「表」。本来の彼は「トゥーフェイス」ではなく、常に信念の人だったんです。

ところがジョーカーに捕らえられ、最愛の人レイチェルを殺されるも、顔の半分が焼けただれて自分だけが生き残った事から、文字通り「トゥーフェイス」になってしまうんです。とても人間的な役でしたネ。

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ちなみにボクが一番気に入ったシーンは,ブルース・ウェイン(バットマンではない)がランボルギーニで護送車に突っ込むシーン。男らしい潔さです。

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