
今回、計らずも自分に影響のあったアイスランド火山噴火ですが、初めこのニュースを聞いた時に頭に浮かんだ記事がありました。
ビックイシュー日本版137号に掲載の『英国、地域通貨流通の町から』という記事です。
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1ページの記事ではあったのですが、
脱石油型の社会を目指し、その方法論の一つとして地域通貨=ルイス・ポンドを使用する運動を展開しているイギリスのお話でした。
地域通貨とは「その地区だけでしか使用出来ない紙幣/通貨」の事ですが、記事によれば地域通貨流通の利点は、
・地元の企業、生産者の存在が浮き彫りになる
・地元での消費が促される
・銀行に預けることが出来ないため、地域内の経済活動が活性化される
だそうですが、どうしてこれらが脱石油型の社会に繋がるかというと、、、
現在、生産/流通/輸送の根本となっている石油は将来的には非常にコストがかかり、おそらく輸送そのもが出来なくなる未来が来る(可能性がある?)
→なので地域の資源を最大限に活かす経済活動をせなばならない。
と言う事が書いてあったかと思います。(注:個人の理解なので間違いがあるかも知れません。)
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話をアイスランド火山噴火に戻すと、見かけ上日本での影響は航空業界を除いてそれほど報道されていなかったと思います。(航空便の混乱から、部品調達目処が立たずどこかの工場が生産中止をした記事はありましたが。)
ですが、これが世界有数の火山国である日本で起こったらと、いろいろな業界の皆さんは考えている(リスク管理/事業継続計画ですね)のでしょうか?
そして今日に至ってはアイスランド火山噴火関連の報道されていません。「喉元過ぎれば」です。
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ちなみに今回噴火してアイスランド火山は「エイヤフィヤットラヨークトル火山」と言うそうですヨ。
(写真出典:http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010042105)
2 comments:
通貨も、火山の名前もどちらも知らなかったので、
読みながら「へぇ~」って感じで興味深く読ませていただきました。
石油・石炭・・・そういうのが利用される前は
地域のものを活用する暮らしだったと思うのですが、
将来的には、昔のような状況に戻っていくんでしょうかね?
インターネット通信にどのくらいのエネルギーが必要なのか知りませんが、
戻っても、世界とのコミュニケーションは簡単なままなのでしょうか??
気になります。
Larizzaくん>
火山の名前はね、ラジオでサッシャさんが「知りたい」って言っていたのサ。
ところで、インターネットもその影響を受ける事は間違いありませんよ、Larizzaくん。
インターネットでは、世界中のインターネットサービスプロバイダ(ISP)のサーバを経由して、LarizzaくんのPC端末からボクの端末に情報が届きますね。と言うことは、インターネット回線を「いつでも使う」為には、そのISPのサーバを常に無停電状態で維持する必要がありますね。
今、書き込んでいるこのブログも、世界のどこかにあるgoogleのサーバ上に保存されています。と言う事は、ブログ見たり書き込んだりを「いつでも使う」為には、ブログが保存されているサーバを常に無停電状態で維持する必要があります。
ボクはADSLを利用していますが、これは電話回線にインターネットの情報を乗せる技術ですね。つまり電話回線が維持されていなければ、ボクはインターネットに接続することすら出来ません。
専門家ではありませんが、省エネルギーが如何に進んでも、絶対数が無限に広がれば、結局、莫大なエネルギーを消費するのではないでしょうか?かと言って、この便利な社会を手放すことなんて、(火山噴火でもなければ?)自らは出来ませんよね〜。
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