Saturday, June 23, 2007

”because man is the most dangerous animal”


(軽くネタバレ。)
『ゾディアック』を見ました。監督は デヴィッド・フィンチャー、主演は ジェイク・ギレンホール (ロバート・グレイスミス)&マーク・ラファロ(デイブ・トースキー刑事)。

主演の二人ですが演技派です。特にジェイク・ギレンホールは執着癖のある人物の役で、彼の外見(特に目の辺り)とマッチしてました。

共演が アンソニー・エドワーズ。彼はERシリーズでグリーン先生を演じていましたが、確かハゲのはず。てかハゲだから好みだったのですよね。しかしこの映画の中では、髪の毛あります。恐らく登場するのは実在の人物だからですかね?

お話は、60年代後半に実際にカリフォルニアで起こった未可決の連続殺人事件。1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃され、その後ゾディアックと名乗る人物からの犯行声明と暗号文新聞社に届く。そして第二、第三の殺人が、、、。

映画としての完成度はかなり行っていると思います。特に事件をリアルに再現して見せた点と、ゾディアック事件にのめり込む二人のメインキャラをかなり描き込んでました。上映時間的には長い(2時間半)し、単純に時系列で物語が進むので、単調になりがちだと思うのですが、実際には緊張感が持続する作品でしたね。

今思えば、雰囲気がちょっと『アンタッチャブル』に似ているかも?事件を追う刑事ものだから?

***
トリビアです。

映画本編にも登場しますが、クリント・イーストウッド主演の映画『ダーティハリー』に登場する連続殺人犯は、このゾディアック事件の犯人がモデルだとか。

映画撮影中に、紛失したと思われた事件の証拠書類が大量に見つかったとか。映画の中では犯人がかなり特定されていますが、その人物は既に他界しています。証拠書類もその人物が犯人だと示しているのでしょうかね?

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トリビアその2「デヴィッド・フィンチャー」の法則です。

デヴィッド・フィンチャー監督は今までに6本の映画を撮っていますが、興行的に一本おきにヒットしているとか。

エイリアン3(駄)
セブン(ヒット!)
ゲーム(駄)
ファイト・クラブ(ヒット!)
パニック・ルーム(駄)
ゾディアック(ヒット?)

ホント?

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タイトルは、ゾディアックからの最初の手紙に書かれた一文で、オリジナルは「猟奇島」(原題:"The Most Dangerous Game")という小説から。「人間が一番の狩りの獲物だ」って事みたいです。

日本語版サイトはこちら。良く出来てます:
http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/

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