Sunday, September 23, 2007

One Art


昨日は、相変わらずリラックスな土曜日でした。

夕方まで自宅でのんびりネットなど(現在、母の依頼で箱根旅行を検索中)し、夕方は整体に代々木へ。Oさん、いつもありがとうございます。施術後は左手の手のひらが暖かいです。

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夜は先日購入したお気に入りのDVDを。タイトルは『イン・ハー・シューズ』です。主演はキャメロン・ディアス、共演にトニー・コレットとシャーリー・マクレーン。監督は『L.A. コンフィデンシャル』のカーティス・ハンソン。

ちなみにプロデューサーはリドリー・スコットだそうです。なので始まる前にスコットフィルムのロゴが流れるんですが、ボクは案外このロゴ(人に羽が生えて鳥になるアニメーション)が好きです。

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タイトルの "One Art" ですが、これはアメリカのエリザベス・ビショップの詩です。

キャメロン・ディアス扮するマギーは美人なだけでキャリアも学歴もない女性。いろいろあって死んだと思っていた祖母(母の母)とフロリダの老人ホーム(彼女は「元気なお年寄りの為のコミュニティ」と言いますが)で暮らし始めます。

マギーは老人ホームで、ちょっとした老人のお手伝いをする仕事を始めます。仕事の一つは、読み聞かせ。目の不自由な元教授にエリザベス・ビショップの "One Art" を読み聞かせます。

マギーは難読症(dyslexia)なのですが、老教授は「詩とはゆっくり読むものだ。それに私はスローリスナーだから大丈夫。」と。

詩はこんな感じ(超意訳)です。

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物を失う術(すべ)を身に付けるなんて、難しい事じゃない。

例え、あなたの下らないことを話す声や、私の好きな仕草を失ったとしても、
それは、失う事を身に付ける事は難しいことではないと証明している。
物を失う術を身に付けるなんて、大変な事に見えるかも知れないけど、
別に難しい事じゃない。

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さて、いくつかお気に入りのシーンや台詞がこの映画にはがありますが、その一つはキャメロン・ディアス扮するマギーとシャーリー・マクレーン扮する彼女の祖母エラとの会話。

マギーの母(=エラの娘)は精神を煩い自動車事故を起こし、マギーが6歳の時に亡くなります。マギーはエラに、母の写真が1枚も部屋に飾っていないことを問いただしますが、エラは、「自分の娘を思い出す為の写真なんて、私には必要ない。」と。

確かに写真や品物は、何かを想い出すための助けになるでしょうが、その本質ではないのかも知れませんね。

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実は以前も同じ内容で日記を書いたと思い出しました。

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