
観光最終日(9/12)はミラノ。この日はもう帰国なんですが、日本への直行便は夜の出発なので、ほぼ丸一日観光出来ました。
そして今日のメインはミラノ、サンタ・マリア・デレ・グラッツェ教会の食堂を飾るレオナルド・ダヴィンチの『最後の晩餐』です。
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『最後の晩餐』ですが、1999年の20年の修復から戻り、その後は完全予約制です。15分間隔で25名限定での見学ですが、これが落ち着いてみれるので最高でした。
鳥肌が立つとはこの事ですね。『最後の晩餐』ですが、自分的には壁にかかった大きめの絵ってイメージでした。しかし大勘違いです。
これはレオナルドが教会の食堂の為に、その壁に描き上げた5m×9mの壁画です。手法はテンペラ画なのですが、本来テンペラ画が壁画に向かないので、作品完成後すでに破損が始まっていたと言われています。
また修復と称して後世、作品の上から色を重ねてしまったため、修復前はレオナルドのオリジナルとは別の物になってしまったとか。20年の修復では後世の絵の具を取り去り、オリジナルとそうでない部分を区別出来る様にしたそうです。
作品解説の様になってしまいますが、『最後の晩餐』は遠近法を使用したり、人物に人間らしい表情を付けたりと、レオナルドの新しい物好きが現れた作品ですね。正に名作でした。
サンタ・マリア・デレ・グラッツェ教会のサイトはこちら:
http://www.cenacolovinciano.it/html/eng/home.htm
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ミラノ(&イタリアとしても)最後の観光として、ガレリア(アーケード)とドゥオモに行きました。
ドゥオモですが、イタリア最大のゴシック建築で完成に500年かかったそうですが、素晴らしいです。最多のステンドグラスを使用された事もで必見ですね。
自由時間があったのでドゥオモの屋上(天井?)に登ってみましたが、ミラノ市外が一望でした。
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